2014年7月3日木曜日

Custom

先日入荷しました眼鏡のヴィンテージのガラスレンズでのカスタムオーダーを頂いていたお客様のものが仕上がってきたのでご紹介させて頂きます。





Ralph Lauren / 80s Ralph Lauren Panto Eyeglasses "Deadstock"



こちらはデモレンズが入った状態でたまーにそのままかけてらっしゃる人がいますが、これはあくまでもここからレンズを入れ替えるという前提でのデモレンズになります。



間違ってもそのままかけるようなことは・・・





上記のような40's~70's頃のガラス素材のレンズに変更希望と伺っており、この中からフレームの相性のいいレンズを選んでいきます。



最近だとヴィンテージスタイルのレトロ風フレームが世の中に出回っていることもあり以前よりもレンズ等にも関心がある方も増えてきてたびたびお問い合わせも頂くことも多くなったので当店がよくお勧めをしているガラスレンズについて少しご説明を・・・



現在一般的に市場に出回っているのはほとんどがプラスチック製のレンズになります。特徴としてはとにかく軽い、そして落としても割れたりしない、染色が容易なので様々なカラーが作れる、コーティング等アレンジも行えるなど様々な便利な点があります。



それに比べてガラスレンズの現在のシェア率はおそらく1割程度・・・作っているメーカーも限られています。いやそれ以下かもしれせん。80年代ぐらいまでは眼鏡レンズといえばガラス素材といえるほどメジャーな素材だったのですが、プラスチックレンズの普及により影を潜める存在になりました。



ガラスレンズの特徴としては重い、ガラス素材なので傷がつきやすい、落とせば割れる、染色には限界がある、加工に非常に時間がかかりそして技術的に難しく最近の眼鏡屋(チェーン店など)などではほぼそのスキルがないなど・・・ 悪い点ばかり述べていてそれじゃーいいやと思う方にはお勧めしません。



ただ眼鏡 or サングラスとしてかけたときの非常にクリアな視界が素晴らしい、ずっしりとした重みがたまらない、そして一番特徴的なところに外から見た時のレンズ反射がめちゃくちゃかっこいいんです。一度体験されたことがある方は病みつきになることが多いです。こだわり派にはお勧めのレンズです。



そして当店が提案しているヴィンテージの眼鏡との相性はやっぱり最高なんです。



古いフレームには当時のレンズがもちろん合う。それは理屈じゃないですね。



バイザウェイ



今回は何度かレンズを入れ替えているお客様の分になるので、かってがわかってらっしゃる方ですのでお勧めの70'sのドイツ製のネオファンレンズをインストールさせて頂きました。



雰囲気的にはボシュロム社の名品G-15に近い色味でサングラスとして暗すぎず日中もクリアに視界が見えます。そしてガラスだけどこのレンズは非常に軽量なのも特徴的です。ドイツの空軍のゴーグルにも採用されていたこちらも名品なんですよ。





ライトアンバーに黒緑のレンズってやっぱり合いますよね。



雰囲気がぐっと変わることが理解できると思います。





本日お受け渡しできたので記念に一枚ぱしゃり。



色気があって非常にお似合いだと思います。



ピカピカレンズが光っているのはガラスレンズの特徴でもある反射です。これがかっこいいんですよ。



気に入って頂けて幸いでございます。



通信販売でのレンズ購入は基本お受けしておりませんので、レンズのみ交換(加工費込みで¥5,000+tax~)されたいという方はお手持ちのフレームを一度店頭に直接持ち込みして頂く形になりますので、ご興味のある方はお気軽にご相談くださいませ。


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